第三回定期演奏会

2024年5月27日

第三回定期演奏会

​富山プレジールウインドオーケストラ
第三回定期演奏会開催

2024年5月12日 第三回定期演奏会

第一部

富山プレジールウインドオーケストラ第三回定期演奏会を開催しました!
今年の第一部は去年より活動を開始しているジュニアとの合同演奏&合唱です。小学生のメンバーの初のステージとなりました。一曲目の「花は咲く」作曲:菅野 よう子 編曲:田嶋 勉
東日本大震災プロジェクト「明日へ」復興支援ソングと銘打って作曲されたチャリティソング
今年元旦に起きた能登半島地震により被災された方々へ復興へとの気持ちを込めて演奏と合唱を行いました。今回は新湊南部中学校吹奏楽部のメンバーも歌に参加して頂き素敵に響く若い歌声と共に演奏しました。

※プライバシー保護の観点からボカシを入れさせていただいております。

第一部次の曲は大人気のゲーム「モンスターハンター」より英雄の証 作曲:甲田 雅人
2020年東京オリンピック開会式にも使われた曲です。ナレーションで曲紹介されるまで「証(あかし)」を(しょう)と誤って読んでいたおじ様とおば様がいたとかいなかったとか
ダイナミックで壮大な曲で団員たちのやる気スイッチもこの曲で入るとか(笑)
パッリパリ、バリッバリでプレジールサウンド全開!

次の曲は「ケセラセラ」作曲:大森 元貴(Mrs. GREEN APPLE) 編曲:郷間 幹男
ABCテレビ・テレビ朝日系連続ドラマ「日曜の夜ぐらいは…」の主題歌でMrs. GREEN APPLEの楽曲です。スペイン語でなるようになるさ、の意。
みんなそんな気持ちで演奏したかどうかは定かではありませんが、作曲者の大森元貴さんは「1曲の中で様々な感情の情緒が感じられる楽曲、今を頑張って生きる全ての人へのファンファーレの気持ちを込めました。」と語っているようにとても軽やかで前向きな気持ちにさせてくれるような曲です。優しいフレーズから少し力強い曲調に替わり、団員のテンションもアゲアゲに

そしてこのテンションのまま次の曲は更に気分を上げる
「ハッピー☆ブギ」作曲:服部 隆之 編曲:高橋 宏樹
NHK連続テレビ小説「ブギウギ」の主題歌で「ブギ(boogie)」とはスウィングまたはシャッフルのリズムによる反復フレーズでありブルース、スウィング・ジャズ、ロックンロールなどの音楽で用いられます。ノリのいいリズムに乗り過ぎたとか乗せられたとか、団員とお客さんの気持ちが一体感に包まれたところで第一部は終演となりました。

第二部

第二部は開演時に指揮者台が無いというハプニングが発生!
誰かの策略かどうかは不明ですが、会場が失笑の渦に包まれたのは紛れもない事実で第二部開始の緊張感はスッキリサッパリと流れ去りました。

そして第二部最初の曲「ファンファーレとプロセッショナル」作曲:小長谷 宗一
東海大学第一高等学校吹奏楽部創部30周年記念委嘱作品
第二部開幕にふさわしいファンファーレから始まり壮大なメロディーでフィナーレを迎えます。

第二部2曲目は本年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅰ行進曲「勇気の旗を掲げて」作曲:渡口 公康
第33回朝日作曲賞受賞作品
2分の2拍子を基調とし、曲中で一貫した軽快な旋律と、行進の背景を彩り豊かに表現する様々な楽器のサウンドの一体感が特徴の楽曲です。

第二部最後の曲は「黎明のエスキース」作曲:阿部 勇一
大津シンフォニックバンドの委嘱作品
明治という激動の時代と、それを逞しく生き抜いた先人への敬意を払って作曲されました。「黎明」は夜明け、「エスキース」はフランス語が語源のコンセプトワークのことで絵画などを作成するときの着想や構想、構図のための下書きを意味します。冒頭の三連符はシグナルのような衝撃的に始まり、旋律は、途切れ途切れではっきりとは語る事の出来ない形無き言葉のイメージを表し、不穏な状況下での人々の強烈で真っ直ぐな思いを表しています。そして古き良き日本への思いが伝わる和の旋律へと続きます。近代化とともに失われた文化、精神性、美しい風景などを静かに懐古する心を描写しています。後半部は日本の夜明け大政奉還から戦いを乗り越え新しい日本へと夜明けをイメージするフィナーレとなっております。

第三部

第三部は約20分に渡る大曲

「吹奏楽のための交響詩『ぐるりよざ』」作曲:伊藤 康英
海上自衛隊佐世保音楽隊の岩下章二氏からの委嘱作品
鎖国時代の長崎の隠れキリシタンの文化に釈想を得て、歌い継がれた音楽を使って作曲され、第2楽章から「龍笛」が用いられます。龍笛の演奏はゲスト奏者の太田豊先生を迎え、和と洋を融合させた壮大な交響詩が奏でられました。
流石の大曲、第3楽章が終わるころには若い団員は覚醒したかのように目を輝かせ、おじさんおばさん団員は最後の気力を絞り切ってフィナーレを吹き切り気持ちも顔も灰(High)になっていた方達がチラホラ・・・
感無量の方針状態

そこにアンコールの龍笛独奏が始まり
団員一同、太田先生の素晴らしい音色にうっとり
すっかりリラックスモード突入
疲れも吹っ飛び自分たちの最後のアンコール曲 序曲「オー・プレジール」作曲:山口 景子
富山プレジールウインドオーケストラ委嘱作品
Plaisirとは「喜び」
沢山の来場者様に来て頂き本当に団員一同喜びでいっぱいその気持ちを最後に込めて演奏させて頂きました。

本当に皆様のおかげでの第三回定期演奏会を大成功として終える事が出来ました。
そして、次の曲がはじまる・・・(笑)


演奏イベント

Posted by official